「ここの医者はなんにもしてくれん」
大学時代入院を見ていた時に接した方です。
治療には大きく分けて2種類あります。外科的治療と内科的治療です。
外科的治療とは手術を代表とした侵襲的な治療になります。
それに対して内科的治療は点滴や内服といった薬での治療になります。
これを組み合わせて病院で治療を行っていくということになります。
手術してあとは痛み止め、抗生剤などを使用しながら改善するのを待つ。
抗生剤で治療を行っていたが治らないため手術をする。
そんな流れです。
この内科的治療、点滴が治療になるんですが直接的に患者さんと接するわけではないのでご理解が得られない時があります。
採血を含めた検査、ご本人の具合・年齢などから検討してベストと思える治療を選んでいます。
そして効果が出ているかどうかをみるのも数日必要となります。回診してご本人と接触して効果を見つつ治療変更を検討しております。
ご本人からすると点滴されて放置されている、と感じ
「ここの医者はなんにもしてくれん」
となってしまうわけですね。
どうして病気によっては治療には時間がかかります。
こうならないように家族も巻き込みちょいちょいと病状、現在の治療について説明をしておきましょう。決してほったらかしにしているわけではないのです。
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