「かわいそうじゃないですか!」抑制は虐待じゃない。抑制はなぜ必要なのか

ご家族
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こんにちわ、わさび大福です。

好きな野菜は玉ねぎ。焼いてよし、煮てよし、揚げてよし。

おかげで毎週手は玉ねぎ臭いわさび大福です。

今回は大学病院時代。

入院中の患者さんについてのお話。

入院しているご家族にお見舞いに来たら

抑制されておりびっくりされてしまった方へ

いじめているわけではありません

かわいそうじゃないですか

症例

わさび大福
わさび大福

お父様はこういった状態で今後は〇〇を行っていく予定です

分かりました

わさび大福
わさび大福

面会されていきますか?

お願いします

なんでこんなに縛り付けられているんですか?

かわいそうじゃないですか!

ご家族が縛り付けられて動けなくなっており、いじめられているんじゃないか

虐待じゃないかというわけですね

ご本人を守るためにやっています

解説

抑制の種類
  • ベッド柵
  • ミトン型手袋
  • 腰ベルト
  • 介護衣

病院で見かけるもので多くはこのあたりになります。

抑制になるかはどうかは分かりませんが体を起こすと音が鳴るものや踏むと音が鳴るものなんてのもあります。

抑制の目的

抑制はおしおきを与えるためにやっているものではありません。

目的は「患者さんの身を守ること」になります。

認知症やせん妄の患者さんは病院にいることを忘れてしまったり

治療中であることを忘れてしまいます。

その結果点滴を抜いてしまったり、転んでしまったりします。

そうすると感染や出血、骨折を起こしてしまうことがあります。

病院に治療をしにきたのに逆に怪我をしてしまう。

まさに本末転倒になります。

ご家族に報告すると

なんでそんなことになるの?

もっとしっかり見張っておいてくれないと困ります!

なんてこと言われることもあります。

これって簡単で難しいことなんです。

人員をもっとふやして目を光らせればいいだけなのですが人員は限られています。

もっと先に人員を割きたい部署は多いです。

そして病院にお金はありません。

責任の所在

そんなの自分で転んだのだから自分の責任だろう、とならないのが医療です。

病院の責任、医師の責任、看護師の責任

になるんです。

入院中に

ふらつきが出る可能性があるので何かあるときは呼んでください

なんて言われたことはありませんか。

これ、決して優しさだけで言っているわけではないんです。

少し裏話をすると万が一転倒するといくら怪我がなくてもいろいろ大変なんです

看護師さんが

インシデントレポート、アクシデントレポートを提出しないといけないんですね

仕事がどんどん増えていきます。

抑制していたのに抜け出して転倒してしまった

じゃあ対策はなんでしょうか?

・・・・

いろいろ頭を悩ませています

解決策

  • できるだけ早期に退院する
  • 抑制しない病院にいく
  • 面会にいく
できるだけ早期に退院する

不穏、せん妄のリスクはいつもと違う日常、つまりもう病院にいること自体がリスクです。

できる限り早く治して早期に退院することが一番の治療になります。

抑制しない病院にいく

最近は「抑制は行いません!」と宣言している病院も出てきております。

なぜそれが達成できているのかは私はそういった病院に勤めたことはないので分かりません。

抑制はされたくない、とお思いの方は抑制なしの病院をお探しください。

面会にいく

家族の面会はです。

副作用はなく、10割が優しさでできています。

保険適応外です。

家族の顔を見ることにより安心し落ち着く患者さんも多いです。

病院に任せきり、ではなく面会に来てあげてください。

ただし面会制限がないかどうかは確認してください。

まとめ

私たちも抑制はできる限り行いたくないです。

抑制はすっと続けるものではなくできる限り早く解除していきます。

落ち着きが戻り、危険が減ってきたら、それは必ず外していきます。

どうか、心配したときは声をかけてください。

「家族の存在」は、何よりの安心につながります。

私たちは、ご家族と同じ側にいます。今日を守り、明日へつなぐために。

それではお大事にどうぞ。

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