「私はどうすればいいですか?」終末期医療の現場で何度も聞かれることへの答え

ご家族
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こんにちわ、わさび大福です

好きなラーメンは塩ラーメン。さっぱり、すっきりが好み。

もちろん油ギタギタも醤油も好きです。

今回は大学病院時代

入院中の患者さんのお話

終末期でもう治療もない

家族として何をしてあげればよいか分からないという方へ

この記事を読んでそんな考え方もあるんだ、と思ってください

どうすればいいですか?

症例

わさび大福
わさび大福

お母さまの余命は恐らく数週間かと思います

分かりました

わさび大福
わさび大福

医学的に治療方法はなく、痛みや辛いことを取り除くだけです

ありがとうございます。

私はどうすればいいですか?

何をしてあげればいいですか?

最後の時に家族として何をしてあげればいいのか

悩みますよね

何をしてもいいし

何もしなくてもいいです

解説

何をする、何もしない

終末期でもう治療法はない、そのままゆっくりと終わりを待つしかないとなったとき

家族として何かしてあげたい、どうすればいいのかとお悩みになれられる方は多いかと思います

これは個人的な意見になりますが何をしてもいいかと思います。

よくあるのは以下のことです

  • 好物を食べる
  • 人に会う
  • 家族といる
  • 感謝を伝える
  • 家に帰る
  • 本人の希望を叶える

その結果、余命が3週間であったのが2週間になろうともいいと思います

私の患者さんも最後は自宅に帰りたいといい

好きだった果物を食べて数時間後に息を引き取りました

確かにそのまま病院にいればあと1週間程度は生存はできたのかと思います

しかしその1週間で何か変わるか、好きだったものを食べる以上にご本人が満足することはあるのか

ただただ1週間生存していたという事実にになにか意味はあるのか

そういったことを考えていただきたいです

医療者もできるだけ叶うように手助けをしていきます

そして逆に何もしなくてもいいです

それならそれで病院はできる限りのことはさせてもらいます

ただその人のために特別になにかを、というのはできません

我々から命を縮めるような提案をすることは難しいです

事前にやるべきこと

最終的には人は動けなくなり、話せなくなります

心臓の拍動も弱くなり、呼吸も弱くなります

そこから家に帰りたいとなってもさすがに難しいです

自宅への移動は介護タクシーを用いたり、自家用車を使います

さすがに家までたどり着けないであろう状態で家に帰すわけにはいかないです

いよいよになってから自宅に帰りたいとなるとさすがに叶えるのが難しくなってしまいます

最後をどうしたいかをあらかじめ相談しておくのがいいでしょう

お願い

患者さんは病院にいてとにかく一緒に過ごしたい、という方が多いです

その時にお願いしたいことが一つあります

診療、看護に対して多くの注文を付けないこと

苦しがっているのになんですぐ来てくれない?!

なんでもっと手厚く対応してくれない?!

患者さんが心配なのは分かります

最期くらいて丁寧に見て欲しいこもと十分理解しております

100点の看護でないことも分かっております

でも現状のマンパワーではこれが限界なんです

ご自身の仕事もずっとじーっと観察されて

ちょいちょいと駄目だしされたら嫌ですよね?

例えば家事で

なんで洗濯終わったのに直ぐ干さないの

事務仕事中に

もっと綺麗に手早く字を書きなさい

とか言われたらやる気なくなりますよね

申し訳ありませんがあまりにもひどい場合には

出禁、転院といった対応を検討させていただきます

解決策

  • 頑張りすぎない
  • 病院にお任せする
  • 訪問診療を利用する
  • 受け入れる
頑張りすぎない

これが今回一番私が言いたいことであります

最期となっても意外と長引くこともあります

「ちょっと2時間だけ帰ります」

と言ってそれ以外ずっと病室にいらっしゃる

ご自身が倒れますよ

ちゃんと休むようにしてください

病院にお任せする

頑張りすぎないと似ていますが

ある程度は病院にお任せしましょう

どの程度任せるかはご自身次第です

訪問診療を利用する

もっと自分で診るんだ!というかたは

訪問診療で自宅での療養をしていきましょう

当然ながらご家族の負担は増えます

受け入れる

最後はどんどんできないことが増えていきます

「昨日までは歩いていたのに」

「昨日まではご飯食べていたのに」

その日は突然来ます

ドラマのように眠るようになくなるというのは理想ですがそうでないことも多いです

全てを受け入れて来るべき日に備えましょう

まとめ

最期に、これだけは覚えておいてください。

「正解」はありません

何かをしてあげたから良かった、何もしなかったから後悔する、そう単純な話ではありません。

そのとき、その場所で、その人と一緒に過ごした時間そのものが、すでに十分な「答え」になっています

できなかったことより、その時に一緒にいたという事実を大切にしてください

家族は医療者ではありません
完璧である必要も、強くあり続ける必要もありません

どうか頑張りすぎず、休みながら、任せながら、
その人との最後の時間を過ごしてください

それでは、お大事にどうぞ

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